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カイコガの遺伝実験


1.カイコガって何?

カイコって聞いたことありますよね?
生糸を吐く、あれです。


カイコ


「あれです。」っていうかこれです↑。はい。
カイコガは、このカイコの成虫です。
とても人懐っこい虫で、人間が近づいても全く警戒することなく、かわいい顔で見つめてくる典型的な家畜化した昆虫です。


補足:
幼虫が作る繭から絹糸を取る養蚕のために、数千年の昔から人類に飼育されているガ。
日本には中国から入ったと言われる。地域ごとにたくさんの 品種がある。
飼育されることに慣れ過ぎて、幼虫は歩く力が弱く、成虫も飛べない。
成虫は年二回〜三回発生する。成虫は口器が退化していて何も食べない。
幼虫はクワの葉を食べる。
出典: TBS 生物図鑑


2.どんな実験?

はっきり言って、とてもややこしく、難しい実験でした。
おそらく、中等部生物班史上、もっともハイレベルな実験だったのではないかと思います。
またまた下手な図で紹介したいと思います。
カイコの分類
カイコには、大まかに分けると3つの模様があります。
縞模様の縞蚕(シマコ)、斑点模様の形蚕(カタコ)、そして模様のない姫蚕(ヒメコ)です。
この3種類の模様の遺伝を調査するというものでした。
理論上は、下の図のようになります。
カイコの遺伝
つまり、Yの優性の遺伝子と、Y’の遺伝子、yの遺伝子の3種類があり、ややこしいことになっているんです。


そして、あろうことか、この蚕を使ってメンデルの法則の実証実験を行おうという無謀なことを行ったわけです。


もっと遺伝子数の少ない実験もあったんでしょうが、カイコガは短時間でどんどん繁殖するので、短い部活の時間内で十分行えるということもあり、あえてカイコガを使いました。
つまり、多少ややこしくても、カイコガを使った方が効率がいいんです。


ただ、メンデルの実験を行う上で一番重要な、「純系を見つけ出す」ということが、このカイコガを使うと難しくなるのです。
(純系の意味は、の3で記述。)
また、カイコのエサであるクワの入手が難しいこともあり、この実験は、2代目で暗礁に乗り上げてしまいました。



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